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爆サイへの発信者情報開示請求の仕方は?

最近、ネット上で勢いを伸ばしている掲示板のひとつが「爆サイ」です。

爆サイは地域ごとのローカルなコミュニケーションを図るためのサイトで、細かな地域を検索して話題となっているトピックを検索することが出来ます。

しかし、それゆえに小さなコミュニティーの中での誹謗中傷というものが相次いでいて、これが問題視されることも少なくありません。

ネット上での行き過ぎた誹謗中傷というのは、近年において特に注目されている問題です。

そこで、ここでは爆サイで悪質な書き込みをされた際におこなう「発信者情報開示請求」についてご紹介していきたいと思います

けいすけ
けいすけ
爆サイを見てるとかなり過激な悪口や書き込みがされていることがあるよね。
神様
神様
そうじゃなぁ。本来は便利なサイトのはずなんじゃが、やっぱり個人を貶めるような発言をする人間が一定数はおるのぉ。
けいすけ
けいすけ
でも、そうした場合って訴訟を起こしたら勝てるんじゃないのかな?
神様
神様
たしかにネット上での誹謗中傷を原因とした裁判は目立つようになってきたんじゃが、やはりそこまでいくには色々な手続きがあって面倒なんじゃ。

実際にネット上での誹謗中傷が原因で裁判が発生し、書き込みをした人が罰を受けるというニュースは以前よりも見る機会が増えてきたと思います。

特に匿名性の高いネット掲示板を利用した事例というのが多いのですが、中でも爆サイは個人への攻撃がかなり過激なことでも知られています。

そこで、この記事では爆サイの中で自分に対する悪質な書き込みがされていた場合の対処法を解説していきますので、どうぞ最後までご覧になっていってください。

爆サイへの発信者情報開示請求の仕方は?

ある日、何気なく自分の名前をパソコンで検索してみたら爆サイに個人名が挙げられていた…

そんなことがあるわけないと思って過ごしている人が大半のはずですが、最近はこうした事例が決して他人事ではなくなってきています。

特に最近はコロナ禍ということもあり、コロナに感染していないにも関わらず感染者として名前を挙げられてしまうといったケースも増えてきているようです。

つまりネット上に自分の個人名を晒されるリスクというのは等しくみんなにあるということですね。

そこで「爆サイにて誹謗中傷を受けた場合はどういった対処をしたらいいのか?」という点を、順を追って説明していきたいと思います。

爆サイについて

爆サイというのはネット掲示板のひとつで、最近では有名掲示板である5ch(2chも含め)の次にユーザー数が多いサイトとして知られています。

爆サイの特徴というのは細かな地域ごとのトピックを取り上げている点です。

簡単に言えば「東京都〇〇区にある△△(お店)の店員について」などといったスレッドもあるということですね。

こうした場所を詳細に限定したスレッドというのは5chや2chにはほとんどありません。

そこが爆サイの大きな特徴となっています。

しかし、こうした特徴がある爆サイでは、特に「夜のお店」で働く女性などへの誹謗中傷が多く見かけられます。

投稿しているのが同業者なのかそれとも客側なのかは分かりませんが、夜のお店で働く女性の源氏名や本名などを店名込みで書き込むという事例が多発しているわけです。

こうなると、悪質な誹謗中傷を書かれた女性側はお店を辞めることになったり、精神を病んでしまったりします。

そこで、このような事例に対して、書き込みをした投稿者を特定して裁判まで持ち込むために必要な行為が「発信者情報開示請求」というものなのです。

実際にこれまでに発信者情報開示請求がおこなわれた事例というのは数多く、こうした事例を専門的に取り扱う業者や弁護士もいるくらいとなっています。

なお、発信者情報開示請求というのはあくまで書き込んだ犯人を特定するための行為で、そこから訴えを起こすのであれば裁判が必要です。

つまり投稿者に対して訴訟を起こすということですね。

しかし、どういった書き込みが訴訟の対象になるか分からないという方もいると思いますので、参考例を挙げてみましょう。

訴訟の対象となるような投稿について

基本的に爆サイでは以下のような書き込みを禁止としています。

  • 個人の本名・住所・メールアドレス・電話番号に関する書き込み
  • 個人名を出した上での悪質な誹謗中傷
  • 犯罪を予告するような内容および犯罪行為を助長するような内容

こちらは利用規約にも書かれていますので、訴訟の対象となり得ます。

たとえば「東京都新宿区の〇〇というお店で働く△△(本名・源氏名)は枕営業で金を稼いでいる(売春をしているなど)」といった書き込みがあったとすれば、これは利用規約違反です。

爆サイに対してコメントの削除を依頼するか、もしくは発信者情報開示請求をおこない民事訴訟へと進んでいくことになります。

この対処の方法に関しては自己判断となりますが、

  • あまりにも数が多くコメントを1件ずつ削除するのは難しい、
  • 削除しても再度同じような書き込みがされる

このような場合であれば、訴訟を起こさざるを得ないと言えるでしょう。

そこで次に、爆サイに対して「発信者情報開示請求」をおこなう流れというのを見ていきたいと思います。

爆サイへの発信者情報開示請求から投稿者への訴訟までの流れ

ここでは爆サイに悪質な書き込みをした投稿者を特定し、裁判を起こすまでの流れを分かりやすく解説していきます。

なお、発信者情報開示請求をおこない裁判までいくには3つのステップが必要です。

  1. 爆サイに「IPアドレスなどの開示請求」をおこなう
  2. プロバイダに「発信者情報開示請求」をおこなう
  3. 投稿者に対して訴訟をおこなう

この流れを踏まえた上で、それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。

①爆サイに対して「IPアドレスなどの開示請求」をおこなう

まず悪質な書き込みをした相手を特定するのであれば、爆サイに対して「IPアドレスなどの開示請求」をおこないます。

パソコンであれスマホであれ、ネットに繋がる機器にはIPアドレスといってネット上における住所(ネットを使うための回線のようなもの)が付随されています。

爆サイ側では投稿者の詳細な情報までは知ることができません。

爆サイが保有する情報というのは投稿者の「IPアドレス」のみです。

そのため、訴訟を起こすのであればひとまずこのIPアドレスを爆サイ側から教えてもらわなければいけないわけです。

爆サイ側は正当な理由さえあれば任意の情報開示に応じてくれます。

なお、このIPアドレスを開示してもらうよう請求するときには、以下のものが必要となります。

  • 本人確認資料(運転免許証のコピーなど)
  • 開示請求をおこなうことになった経緯を記した手紙
  • 悪質な書き込みがされたページを映した画像(スクリーンショットして印刷など)
  • 印鑑証明
  • 返信用封筒

個人で開示請求をおこなう場合には、最低限としてこれくらいの資料があれば問題ありません。

あとは1週間~2週間ほどで、爆サイ側から投稿者のIPアドレス情報が送られてくるので待ちましょう。

しかし、IPアドレスだけが分かっても投稿者を特定することは出来ません。

次はそのIPアドレスから判明した「投稿者が使用しているプロバイダ」に対して「発信者情報開示請求」をおこなっていくこととなります。

②プロバイダに対して「発信者情報開示請求」をおこなう

「発信者情報開示請求」というのはIPアドレスからプロバイダを割り出し、そのプロバイダに対して「誰がこの書き込みをしたのか?」を教えてもらう手続きのことです。

通常、IPアドレスが分かればプロバイダ側は誰がその投稿をおこなったかが分かるようになっています。

しかし、この情報は個人情報にあたるため、簡単にはプロバイダ側も開示してくれません。

そこで「発信者情報開示請求」をおこなうわけですが、これには

  • 任意のケース
  • 訴訟を起こすケース

という2通りのパターンがあります。

なお、基本的には任意で開示を求めることは難しいので裁判所を通して開示請求をおこなうことになります。

このときすぐに訴訟を起こすか、それとも仮処分の申し立てをするかなど、いくつかのパターンがありますが、その点は弁護士などと相談してみてください。

こうして裁判所を通し、その申し立てが正当と認められればプロバイダ側に対して正式な「発信者情報開示請求」がおこなえます。

プロバイダ側は裁判所から出される命令に背くことが出来ませんので、IPアドレスから分かる投稿者の情報を被害者側に渡すことになります。

これでようやく悪質な書き込みをした相手が分かりました。

あとは、相手に対して損害賠償請求や名誉棄損を訴えた裁判を起こすだけです。

③投稿者に対して訴訟をおこなう

投稿者が判明したら相手がおこなったことに沿った内容の裁判を起こすことになります。

たとえば

  • お店に対しての悪質な悪口で売り上げが減っていたとしたら損害賠償金を請求する
  • 個人に対する誹謗中傷であれば名誉棄損で慰謝料を請求する

などのようなケースがあり、これに関してはケースバイケースですね。

もちろん相手が認めない場合もあるかもしれませんが、こうしたネット上での誹謗中傷というのは証拠が残りやすいので、相手側が訴えを退けることは難しいとされています。
(もちろん訴え自体が曖昧だった場合はその限りではありませんが…)

こうした流れを経てネット上での問題は解決していくわけですが、次に発信者情報開示請求や裁判を起こす上で注意するべき点というのをご紹介しておきたいと思います。

爆サイへ発信者情報開示請求をおこなう際の注意点

ここでは爆サイ経由での発信者情報開示請求をおこなう際の注意点を分かりやすくまとめています。

ログを保存しておく

まず先ほどの発信者情報開示請求までの流れを見ても分かりますが、必要となるのは証拠です。

いくら相手が自分に対して悪質な書き込みをしていても、それが証拠として残っていなければ訴訟を起こしても勝てません。

そのため、悪質な書き込みを見つけた場合は必ずスクリーンショットを撮って保存をしておきましょう。

また、爆サイにはログを保存するための依頼ページというのもあります。

参考:捜査関係事項の照会・ログ照会依頼フォーム
http://bakusai.com/inq00/

こちらは書き込みがされているスレッドのログをそのまま保存することが出来るので、裁判の証拠としても非常に有効な形で使えます。

ただし、依頼が出来るのは警察関係者や弁護士といった方々だけです。

そのため、次の注意点もよく見ておいてもらえればと思います。

個人ですべてをおこなうとせず弁護士や警察に相談する

発信者情報開示請求からの訴訟というのは、頑張れば個人でもおこなうことが出来ます。

しかし、個人でおこなうには多大な労力が掛かりますので、仕事をされている方などでは難しいことの方が大半です。

そのため、訴訟を起こしたいのであれば弁護士に頼ることをおすすめします。

また、事件性(自分に対する犯罪予告やお店に対する威力業務妨害など)が高い案件に関しては警察にも相談した方がいいですね。

実際に、ネット上でのストーカー行為が現実での付きまといに繋がる事例もあるわけですから、特に女性の場合は警察と弁護士の両方に相談することを推奨します。

すべての発信者情報開示請求が必ずしも通るとは限らない

爆サイに悪質な書き込みがされていた場合の対処法として、発信者情報開示請求というものをご紹介しました。

しかし、プロバイダに対して開示請求をおこなう際、そのすべての請求が通るとは限らないということを理解しておいてください。

爆サイ側がIPアドレスの開示を認めても、その後プロバイダへ開示請求をするには裁判所を通さなければいけません。
(任意の開示請求が不可の場合は裁判所を通すことになる)

この裁判所での判断が「証拠不十分」となればプロバイダへの開示請求命令が出されないということですね。

こうしたケースもあるため、「悪質な書き込みをされたという証拠」は多く保存しておかなければいけないのです。

総括

爆サイで誹謗中傷を受けた際の対処法として「発信者情報開示請求」という方法を見てきましたが、「発信者情報開示請求」が認められれば相手を特定することができます。

相手が分かれば裁判に持ち込むことが出来ますので、泣き寝入りをせずに済むというわけですね。

悪質な書き込みによって仕事を失ったり、人間関係を壊されてしまったという人は、ぜひこうした対処法も頭の中に入れておいてください。