こんにちは。管理人のけいすけです。
僕は、2ちゃんねるの元管理人であるひろゆき(西村博之)さんのファンです。
そのため、現在、ひろゆきさんが管理人をしている2ch.scという掲示板サイトや彼のTwitterアカウントを時々閲覧しています。
ところで、最近、知人から「ひろゆきって、どんな人?」「ひろゆきが運営しているペンギン村って何?」などと質問されました。
そこで、改めて、ひろゆき(西村博之)という人物やペンギン村について調べ、調査結果をまとめることにしました!
神様からアドバイスされた通り、まずはひろゆきが執筆した書籍やTwitterアカウントをチェックしようと思います。
情報を収集していく中で、ひろゆき(西村博之)という人物の全体像や現在運営しているペンギン村についてまとめることができそうです!
記事の中では、ひろゆき(西村博之)という人物や彼が運営するペンギン村について情報が盛り沢山です。
5分で読めるので、ひろゆきについて知りたい人はぜひ最後まで読んでください。
「ひろゆき」とはどのような人物なのか?
インターネットを利用していると、一度は「ひろゆき」という名前を目にしたことがあるのではないでしょうか。「ひろゆき」とは西村博之(にしむらひろゆき)という人物の別名であり、インターネット上で活動する際に本名の代わりに使用しているものです。
ひろゆきは、過去に
- 巨大掲示板サイト「2ちゃんねる」を開設する
- 動画配信サイト「ニコニコ動画」を運営するドワンゴの取締役を務める
など、日本語を使用するインターネットサイトにおける伝説的な人物と言っても過言ではありません。
次の節では、ひろゆきが2ちゃんねるを開設してから運営陣の内紛によって管理者としての立場を失うまでの経緯について説明いたします。
巨大掲示板サイト「2ちゃんねる」の開設者
「ひろゆき」こと西村博之は、1976年に神奈川県で生まれました。
1996年に中央大学文学部に進学し、1998年にアメリカのアーカンソー中央大学に留学しました。
留学中の1999年5月に「2ちゃんねる」という掲示板サイトを開設し、管理人としてサイト運営に関わるようになります。
2ちゃんねる(2ch)は、日本語を使用する掲示板サイトとして世界最大の規模に成長していきました。

2chの成長に伴って管理人のひろゆきも有名になっていき、例えば「嘘を嘘と見抜ける人でないと、(掲示板を使うのは)難しい」といった発言が様々なメディアで取り上げられました。
なお、2005年にはニワンゴ(ドワンゴの子会社であり、2015年に吸収合併)の取締役に就任し、動画配信サービスを「ニコニコ動画」と命名しています。
2009年1月2日、ひろゆきは「2ちゃんねるをシンガポール企業のPACKET MONSTER INC.(パケットモンスター社)に譲渡し、管理人から退任した」という主旨の発表を行いました。
これに関連して、ひろゆきは『僕が2ちゃんねるを捨てた理由』というタイトルの書籍を執筆しています。
しかし、「管理人を退任した」と宣言した後の2012年12月20日に、「2chにおいて、麻薬取引に関連した違法な書き込みを放置した」として、麻薬特例法違反(幇助)の疑いで警視庁によって書類送検されています。
その際、「パケットモンスター社はペーパーカンパニーである」と報じられました。その後、東京地方検察庁は不起訴処分にしています。

2014年2月19日、突如、ジム・ワトキンスが「2chの管理人に就任する」という主旨のアナウンスを行いました。この出来事に対し、ひろゆきは「2chの権利は西村博之ないしパケットモンスター社に帰属する」と反論し、ジム・ワトキンスの行為を「乗っ取り」と批判しています。
ひろゆきは2016年に「2ちゃんねる」および「2ch」の商標権を取得しました。
ただし、世界知的所有権機関(WIPO)に「2ch.netというドメインが不法に登録・占拠されている」と訴えた件は、却下されています。
その後、実質的な管理人であるジム・ワトキンスがサイト名を「5ちゃんねる」に変更し、ドメインも「5ch.net」と変更して現在に至っています。
なお、ひろゆきは、「2ch.sc」というサイトを新しく開設し、管理人に就任しています。
過去にひろゆきが執筆した書籍の内容
ひろゆきは、数多くの書籍を執筆しています。重要な書籍をピックアップすると、以下のようになります。
- 『2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?』
- 『僕が2ちゃんねるを捨てた理由』
- 『論破力』
まず、2007年に出版された『2ちゃんねるはなぜ潰れないのか』という書籍の内容ですが、結論を述べると
というものです。2020年7月現在、ジム・ワトキンスによってサイト名が「5ちゃんねる」と変更されているものの、未だに存続し続けています。ひろゆきの予言は的中してると言えるでしょう。
2009年に出版された『僕が2ちゃんねるを捨てた理由』は、「2ちゃんねるをパケットモンスター社に譲渡した」という主旨の発表を行った後に執筆された書籍です。
「2chを譲渡した理由」については、「言論の自由やサイト運営の柔軟性を確保するため、シンガポール法人に譲渡した」という主旨の説明をしています。
しかし、ジム・ワトキンスに管理者権限が移行した後、裁判で争う事態になったため、「本当に譲渡した」と言えるのかは疑問です。

『論破力』は、2018年に出版された書籍です。
ひろゆきは様々なメディアにおいて対談を行っていますが、相手を議論で打ち負かすことが多い印象があります。
ディベート力の高さの秘訣を知りたい方は、本書籍を一読してみてはいかがでしょうか。
特に、「このように発言したら、こういう返答が返ってくる」という問答集を頭の中に用意しておくことが重要という指摘は、傾聴に値します。
他にも様々な書籍を執筆しており、最近はTwitter上での発言も豊富です。
特に新型コロナウイルス感染症の流行が拡大してからは毎日のようにツイートしているので、ひろゆきの思想や主張を知りたい方はチェックしてみましょう。
現在は2ch.scの管理人やペンギン村の村長として活動している
ひろゆきは「自分が2chの正統な管理人である」と主張していますが、現在、5chはジム・ワトキンスが実質的な管理人になっています。
そのため、ひろゆきは「2ch.sc」という掲示板サイトを新たに開設し、管理人に就任しました。
また、2019年に「ペンギン村」という有料サロンを開設し、「村長」としての活動も行っています。
現在は各種メディア(テレビ、インターネット配信番組、雑誌など)への出演や2ch.sc、ペンギン村における活動が主な収入源ではないかと推測されます。
ここからは、ひろゆきが2019年に開設したペンギン村について詳しく見ていきましょう。
ひろゆきが運営する「ペンギン村」とは?

「ペンギン村」とは、ひろゆきが2019年12月に開設した有料オンラインコミュニティーです。
TwitterなどオープンなSNSにおける人格攻撃や誹謗中傷に疲れた人向けに、クローズドなコミュニケーションの場を提供しています。
ペンギン村においては、相手の人格を否定する言動が禁止されています。
基本情報をまとめると、以下のようになります。
- サイト名:ペンギン村
- 管理人(村長):ひろゆき(西村博之)
- URL:https://epg.jp/
- 利用料金:月額1,880円
- 利用目的:「近所の人と雑談する」みたいな何気ない活動を、インターネット越しに行う
ペンギン村は、Googleが提供するサービスを利用して構築されています。
次の節では、ペンギン村のシステムについて詳しく説明いたします。
Googleのチャット機能を利用した有料サロン
Googleは、企業向けに「Google G Suite」というクラウドサービスを提供しています。
G Suiteは、GmailやGoogleドライブ、Googleドキュメントといったビジネスに役立つ様々なツール・Webアプリケーションのパッケージです。
G Suiteの中の「Googleチャット」というサービスでは、テーマ別にチャットルームを作り、その部屋で他の人と雑談することが可能です。
掲示板における「スレッド」のようなものと考えてください。
ペンギン村は、このシステムを利用して構築されています。
そのため、ペンギン村の村民になると、以下に示すような「G Suite Businessに準拠するサービス」も提供されます。
- 容量無制限のG driveストレージ
- epg.jpの容量無制限のGmailメールアカウント
- Google Photoに容量無制限で写真・動画を保存
5chのような巨大掲示板サイトを運営するためには、サーバーの維持・管理に大変な労力・コストが必要です。
しかし、Googleチャットを利用すれば、ひろゆきが自分自身でサーバーを用意しなくても良いというメリットがあります。
ペンギン村は、オープンなSNSにおける罵倒・誹謗中傷などに疲れた人向けのクローズドなサービスとして運営されていますが、クローズドなコミュニケーションの場であれば、LINEがあります。
Twitterでも、フォローを許可制にし、フォローしている人にしかツイートを閲覧できない設定にすればクローズドな運用も可能です。
このように、運営者側にはメリットが大きい仕組みとなっていますが、利用者側にどれほどのメリットがあるのかは不透明です。
ただし、ひろゆきには熱心な「信者」とでも表現されるべきファンが存在するため、ある程度の人数は料金を払ってペンギン村を利用していると推測されます。
ひろゆきを信奉する人が村民になっている
ひろゆきは、日本におけるインターネット草創期の1999年に「2ちゃんねる」という巨大掲示板を開設したことにより、一躍有名になりました。
良くも悪くも、ネットの普及と共に2chを舞台とした様々な事件が起こり、ひろゆきは日本語を利用するインターネット空間で最も有名な人物になったと言っても過言ではありません。
これまでにひろゆきが執筆した書籍も一定程度売れており、5chから追い出された現在でも、ファンあるいは信者が多数存在します。

ひろゆきのサービスを利用してみたいと考える信奉者の一部、例えば100名が「ペンギン村」を利用すれば、それだけでも月に18万8千円の売上になります。
有料オンラインサロンというビジネスは、100名程度であっても熱心な信者が存在すれば成立すると言われています。
月額1,880円という利用料金は「高い」と感じる方が多いと思われるので、利用者(村民)が大幅に増えることはないかもしれませんが、細々とサービスが続いていくと予想されます。
人口が少ないため今後の動向は不透明
ペンギン村については、5chでスレッドが立てられ、様々な意見が交わされています。
下記スレッドを閲覧すると、かなり辛辣な批評がされています。
「【ネット】ひろゆき、SNSサービス「ペンギン村」を開始 メール、写真、動画を無限に保存可能」
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1575651395/

『トップの座につきたいんだな.jpg』
ひろゆきには熱心な信者が付いている一方で、強烈なアンチも存在します。
今後のペンギン村がどうなっていくのかは不明ですが、まだ開設されたばかりなのでしばらくは温かく見守っていきましょう。
まとめ
僕はひろゆき(西村博之)が好きで、彼が執筆した書籍を読んだり、2ch.scを閲覧したりしています。
皆さんは、ひろゆきがどのような人物なのか、また、ペンギン村がどのようなサービスなのか分かりましたか?
良くも悪くも、ひろゆきが関わったネットサービス(2ちゃんねる、ニコニコ動画など)は、日本語を利用するネット空間において大きな存在感を示し続けています。
新しくサービスが開始された「ペンギン村」の今後に注目していきたいものです。