5chボランティアの案内人って何をする人？

こんにちは。管理人のけいすけです。

僕は5ch(5ちゃんねる)が好きでよく閲覧しています。最近、友達から「5chボランティアの案内人って何をしている人達なの？」という質問をされました。
そこで、改めて5chボランティアの案内人について調査し、まとめてみようと思います！

神様との会話から、まずは5chの削除系の板における案内人の活動実態を調査してみようと思います。
そこから、案内人がどういう役割を担っているのかについて把握できそうです！

記事の中では、5chボランティアの案内人がどのような役割を果たしているのかについて解説しています。

5分で読めるので、5chの案内人について知りたい人は是非最後まで読んでください。

案内人というボランティアとは何なのか？

5ch(5ちゃんねる)では様々なボランティアが運営に関与しています。
記者や削除人に比べると影が薄いかもしれませんが、「案内人」というボランティアが存在し、運営を支えています。

元々、案内人は、西村博之が名実共に管理人として活動していた旧2ch(2ちゃんねる)時代に、「削除人への登竜門」として位置付けられていたボランティアです。

削除系の板で一般利用者にアドバイスを行って、運営側に認められると「削除人」に登用されるという仕組みになっていました。

その後、ジム・ワトキンスが実質的な管理者となり、サイト名が2chから5chに変更されると、新規に案内人が募集されなくなりました。

2020年6月現在は、5chにおいて案内人が活動している様子を見かけることも殆どありません。

ただし、完全に「案内人」というボランティアが消滅したわけではなく、5ch時代でもたまに案内人のキャップ持ちが運営系の板で書き込んでいる様子が散見されます。

まずは、旧2ch時代の「案内人」というボランティアの位置付けから見ていきましょう。

旧2ch時代には削除人への登竜門として位置付けられていた

案内人というボランティアは、旧2ch時代に誕生しました。
案内人は、削除系の板(削除要請板や削除整理板)において、削除依頼を行おうとしている一般利用者に対してアドバイスすることが役割でした。

なお、初めて案内人の募集を行ったのは「削ジェンヌ」というキャップ名の削除人です。
日時は、2003年10月16日でした。以下にスクリーンショットを示します。

(http://qb2.5ch.net/test/read.cgi/saku/1062942087/267より)

現在の5chでは、重要削除対象(名誉毀損を伴う書き込みなど)についてはメールで削除依頼することが可能になっています。
しかし、旧2ch時代は、重要削除対象であっても削除要請板という公開の場で依頼しなければなりませんでした。

削除依頼の方法は少々分かりにくい部分があり、初めて依頼する人にとっては間違いやすいものでした。
しかし、削除の業務は少人数の「削除人」というボランティアが担っていたため、懇切丁寧に削除依頼の手順を教えることが困難な状態に置かれていました。

そこで、削除人の補佐役として導入されたのが「案内人」というボランティアです。

ちなみに、案内人としてアドバイスを行い続けて、運営から認められた場合、削除人へ昇格するという仕組みになっていました。

そのため、当時削除人になりたいと思う人は、まず案内人から活動を開始するというのが基本的な流れでした。

次の節では、案内人が削除系の板においてアドバイスを行っていた様子について詳しくみていきましょう。

案内人は削除系の板におけるアドバイス役

旧2ch時代は、削除系の板(削除要請板や削除整理板、削除議論板、削除知恵袋板)において、案内人が一般ユーザーに対してアドバイスを行っている光景が頻繁に見られました。

例えば、重要削除案件を取り扱う削除要請板においては、「依頼専用フォーム」から依頼内容の書き込みを行わなければ受理されない仕組みになっていたのですが、スレッドの投稿フォームから書き込んでしまう事例が多発していました。

このように「依頼方法が間違っている」という場合には、削除人は「書式不備」として内容を精査する前に却下してしまっていました。

そこで、そのような書き込みを発見した案内人が「投稿フォームから依頼するように」などとアドバイスを行っていたのです。

案内人制度が導入されたことで復帰人は新規募集されなくなった

案内人というボランティアが誕生する前、似たような役割を担うボランティアとして「復帰人」が存在しました。

復帰人は、各板のスレッド一覧が壊れた(不具合が発生した)場合に、修復(板復帰)を行う役割を担うボランティアでした。

しかし、旧2chの耐障害性が向上するにつれて、板復帰が必要になる事態が激減したため新規募集が行われなくなりました。

この「復帰人」が板復帰という役割以外に「削除系の板におけるアドバイス」という役割も担当していました。

そして、当時は「復帰人」が「削除人への登竜門」として位置付けられていました。

その後、板復帰が不要になって復帰人の新規募集が行われなくなり、「削除系の板におけるアドバイス役を担う専門ボランティア」として「案内人」が誕生したという経緯があります。

現在の5chにおける案内人というボランティアの実態

2020年6月時点の5chにおいては、案内人はあまり活動していません。また、新規に案内人が募集されている様子もありません。
案内人を初めて募集した「削ジェンヌ」が2ch.scへ出て行ったことが影響しているのかもしれません。

ただし、「案内人」というボランティア自体が完全に廃止になったわけではなく、5chになってからも削除系の板で書き込みしているキャップ持ちを確認できます。

5ちゃんねるwikiや削除系の板における書き込み状況を参考にして、旧2chから5chに体制が変わってからも続投している案内人を挙げると、以下のようになります。

基本的にキャップ名に「案内」という単語が含まれていますが、中には「執事」や「メイド」といった単語が含まれている変種も存在します。

ちなみに、最も精力的に活動していると思われるのは「案内人湊」です。
案内人湊は、旧2ch時代からの古参案内人であり、「5ちゃんねるwiki」を編集するといった活動も行っています。

特に下記ページは非常に分かりやすくまとまっており、5chの細かいルールを確認する際に参考にすることをおすすめします。

なお、5ちゃんねるwikiの編集権限は、「Ace ★」という5ch運営の関係者に付与してもらったようです。
詳しくは、以下のスクリーンショットにおける対話をご覧ください。

この会話は2020年5月7日であり、ごく最近のことです。
案内人湊は、数少ない「古参でありながら現在でもアクティブな案内人」であると言えます。

現在は案内人が募集されている様子を見かけない

元々、「案内人」は、旧2ch時代に「削ジェンヌ」が募集を開始したボランティアでした。

しかし、ジム・ワトキンスが実質的管理人となって2chから5chにサイト名が変更され、削ジェンヌは西村博之が開設した2ch.scで削除人としての活動を行うようになりました。

削ジェンヌが去った影響なのか、残念ながら現在は「案内人」が新規募集されている様子を見かけることはありません。

そのため、仮に「案内人になりたい」と思ったとしても、新規に案内人になることは困難です。

5chの運営陣、特に実質的管理人のジム・ワトキンス周辺の考え方は不明ですが、「案内人」というボランティアを活性化しようという動きは感じ取れません。

ただし、今後、絶対に新規募集がされないとも言い切れないため、興味がある方は運営系の板(特に「削除要請板」「削除整理板」「削除議論板」「削除知恵袋板」といった削除系の板)を定期的にウォッチしておくと良いかもしれません。

何名かの案内人は時々書き込みを行っている

新規募集がされなくなり、次々にキャップ持ちが活動を停止していく中、次第に5ch内で「案内人」のキャップ名を見かける機会が減っていきました。

なお、削除系の板で名前欄に「ご案内」と記入してアドバイスを行っている人物を見かけますが、これはキャップ(★)が付いていないので一般人であり、正式な5chボランティアの案内人ではありません。

ちなみに、完全に全ての案内人が活動を停止しているわけではないようです。

極めて低い頻度ですが、旧2ch時代から案内人のキャップを保持している古参案内人が時々書き込みを行っている様子が見られます。

具体的には、「案内人湊」や「夏祭りの案内人」は、以下のようなやり取りをしています。

5chになってからは低調な活動状況が続いている

2020年6月の時点では、極少数の案内人が5chに書き込んだり5ちゃんねるwikiで編集を行ったりしている様子は伺えるものの、他のボランティアに比べると殆ど存在感がありません。

例えば、記者や削除人の場合は、plus板や削除系の板で毎日のように活動している様子が確認できます。

ちなみに、「削除議論板」において、案内人に関連したスレッドが3つ作成されています。
具体的なスレッドを示すと、以下のようになります。

また、「削除知恵袋板」においても、案内人に関連したスレッドが複数立てられています。具体的にスレッドを挙げると、以下のようになります。

ただし、スレッドの進行具合は非常に遅く、最近は年に数回程度しか書き込みが行われていません。
なお、「案内人指導部屋 その1」には、以下に示すような書き込みがあります。

事実上、活動休止状態に陥っている案内人が多数存在すると思われます。

まとめ

皆さんは、5chボランティアの「案内人」がどのような役割を担っているのか分かりましたか？

案内人というボランティアは旧2ch時代に削除人の補佐役として誕生し、「削除人への登竜門」と位置付けられました。

しかし、残念ながら、ここ最近の5chにおいては活動実態が乏しい役職であると言わざるを得ません。
ただし、完全に活動が0になっているわけではなく、たまにキャップ持ちが書き込みを行っている様子を観測できます。

僕は5chが好きで、様々な板・スレッドを閲覧しています。そんな5chを運営しているボランティアの皆さんには感謝しています。

案内人が新規募集され、活動が増えていくことを期待します。